スタッフブログ
- 2021.07.04
- 豪雨災害から1年
昨年の豪雨災害から1年です。
未曽有の大水害となり、私たちは変わり果てた街の姿に
呆然となりました。
あれから1年が経ち、本当に多くの方々のご支援をいただき
街は少しずつ復旧・復興にむけて歩み始めています。
しかし、この水害によって大切な人を亡くされた方、被災された方にとって
自然の力になすすべがなかったとはいえ、全てを受け入れることはできない辛さを
ずっと抱えてきた1年でもあったかと存じます。
私も昨年の水害によって、自宅が全壊しました。
今は、水害前のように陽気に笑ったりして、水害前と変わらないような生活をしています。
けれど、雨が降れば怖くて眠れず、大切にしていた子供の写真や祖母との思い出の品を
捨てざるを得なかったあの時の悲しさや、これからどうしていけばいいのか分からない
不安な気持ちを抱いていた1年前を忘れたことはありません。
けれど、あの時に本当に沢山の方に手伝っていただき、ご支援をいただき、あたたかい言葉をかけていただき、
その気持ちを受け取った自分たちは、少しずつ頑張って前を向いていかなければいけないなと思いました。
そして、毎年のように日本のどこかで起きてしまっている災害によって大変な思いをされている方々には
今度は自分たちができる形でお手伝いをさせていただければと、思って過ごした1年でした。
私達にできることは本当に小さなことかもしれません。
しかし、少しずつ、たとえそれが小さな小さな一歩だったとしても
前に進んでいくことが、そして今回の水害の悲惨さ、また、支援していただいた皆様のありがたさを後世にしっかりと伝え、
有事の際に、全ての人々の命が守られるよう努力していくことが、犠牲となられた方々のご供養になるのではないかと
私はそう思います。
令和2年7月豪雨犠牲者追悼式が行われました。
新型コロナ感染対策の為、場所と日時を分散して行われました。
本日7月4日は、人吉市、八代市坂本町、葦北郡津奈木町で慰霊祭が行われました。
人吉市の様子です。
八代市坂本町の様子です
葦北郡津奈木町の様子です
10時に、サイレンと共に黙祷を捧げ、追悼式が開式しました。
11時からは一般の方の献花が行われました。
あらためて、令和2年7月豪雨でお亡くなりになられた方々の
御霊の安らかならんことをお祈り申し上げるとともに、
被災された全ての方々に、心からお見舞い申し上げます。